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LC10Wリアスタビライザーの製品化

R.スタビライザーは2018年、自分のクーペに装着する目的で製作した。この時点で商品化する予定は無かったので試作でバー径の違うものを少数造った。私のショップでエンジンをリビルドしたお客さんが私がクーペへ装着したものを見て要望が有りその試作品と私の装着していた物を含め売ってしまった。試作した当初から非売品である事はブログにUPしていたがそれでも造ってもらえないかと複数の問い合わせが有ったがエンジンリビルド、チャンバーの試作、製作、フロントサスペンションの試作、T4Aのエンジンのパワーアップなど私が一人でやっているので次々と仕事が増えスタビの製作にまで手が回らない状況になり気が付くとスタビの試作から4年が経過していた。スタビだけでなくフロントサスペンションやチャンバーも注文を受けて2年以上待ってもらっているユーザーさんが複数名居るのでこのままだと納品出来ずに私がリタイアして終ってしまう事になりかねないと思い令和5年1月初旬から3月末までの3ヶ月間はエンジンリビルドの仕事を止めてその間にフロントサス及び最終型のチャンバーの治具造りをし以前から製品化する予定で書き溜めていた図面の細部の詰めを行いより完成度を高めてそれらを商品化する事にした。この3年に及ぶコロナ下チャンバーの試作及び製品造りに多大な時間、エネルギー、資金を使い他の事に手を出す余裕が無く今日に至ったというのが実情だ。

それでもR.スタビライザーへの私の熱い想いは簡単に冷める事は無かった。
クーペはノーマルの設計時点で高剛性なフロントに対しリアはロールセンターと剛性が低過ぎその事が車の操安性に悪影響を及ぼしている。
これを根本的に改善するとなればボディ側とリアサスペンションを大巾に改造する事になりそれは簡単な事ではない。スタビライザーはその欠点をカバーするのに必須のアイテムだ。クーペは前記の様な問題が内在しているので私のレーシングクーペにRスタビを装着した事で操安性は著しく向上し多くの勝利に貢献した。サスペンションが一定のレベルに保たれているクーペであればこのR.スタビライザーの装着でジムカーナー、スポーツ走行、レースでワンランク上の走りが実現するだろう。
今回製作するのは10セット。その内の3セットは予約分で1セットが自分用なので残りは6セットという事になる。多くのクーペユーザーはエンジンの方に着目しているがサスペンションの重要性には気付いておらず注目度は低いので今回の製作で終了になるだろう。

2018年に試作した時のスタビバーは職人の手曲げによるものだったが今回製作したバーは更なる精度と耐久性を考慮し広島県在住でクラブ2.3.3の会員である森本さんの協力を得て彼の知人の加工屋さんに製作してもらう事が出来た。小ロットの物造りはこの様な善意の協力者が居てくれてこそ成立するので森本さんに感謝する次第だ。森本さんは私の事をオヤジと親しみを持って呼んでくれるが私は彼に対してオヤジらしい事は何一つ出来ていないので気恥ずかしい限り。
クーペのエンジンリビルドが縁で知り合ったユーザーで森本さんの様にリビルドで使わなかったり余ったパーツを他のユーザーに活用してもらって下さいと言って私に提供してくれる善意の人達が居る。それらの人達から提供を受けたパーツを修理して入手が難しく入手までの時間がかかるユーザーに繋ぎの期間無償で借し出し喜ばれている。
私のエンジンリビルドはこうした人達の善意で成立している。
クーペのユーザー達はその事を理解しそれらの人達に感謝の気持ちを忘れない様にしてほしい。
77歳になった私がこうして元気で気持ち良くリビルドに専念出来るのはそれら善意の人達に囲まれ応援してもらえるからだと感謝している。


LC10Wリアスタビライザーの製品化-画像1






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アオキエンジニアリングのブログです。
アオキエンジニアリングは、フロンテクーペとFLBレースで培った技術とノウハウを活かし、フロンテエンジンのリビルド及びチューニングの他、メッサーシュミットと旧車二輪のリビルド及びレストアを行っています。

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